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Vol056 平方根の計算 分母の有利化、2重根号 2008年5月10日
分母の有利化
全号で分母の有利化を説明しましたが、次のような分数は
どうしたらよいでしょうか?
問題1 次の分数の分母を有利化しなさい。


(1)解説
前号でやった分母の有利化は、単純に分母が1つの数でしたから、その数自身を
分母と分子にかければ、分母は√がはずれて、有利化、すなわち有理数に
変えることができました。
ところが、上の分数は、分母と同じ数をかけても、有利化できません。
実際にやってみれば分かりますが、(1)で言えば、



当然ですが、うまくいきません。
では、どうしたらよいか?
実は、ちょっと工夫すれば、分母を有利化できます。
Vol047 式の計算に、次の公式がありましたね。

どうですか?整数になりましたね。すなわち、有利化できたわけです。
√の部分だけが、きれいにはずれましたね。

(2)解説
(2)も同様にやります。


√の中の√-2重根号-
次の2つの式を見てください。左の式は√の中に、さらに√がありますね。
そのとなりの式は、√と√の足し算ですが、実はこの2つは同じ式です。







証明
前者は、

後者は、



問題2 次の2重根号の形の式を、2重根号でない形にしなさい。

(1)解説
前者の公式の形そのままですから、足して、7、かけて、10になる数を求めます。
5と2ですね。よって、


(2)解説
同様に、足して、11、かけて、30になる数を求めます。
6と5ですね。よって、


(3)解説
後者の公式の形そのままですから、足して、8、かけて、15になる数を求めます。
5と3ですね。よって、




(4)解説
同様に、足して、12、かけて、35になる数を求めます。
7と5ですね。よって、


(5)解説
前者の公式の形そのままではありませんね。この場合は、
公式の形にまず、変形します。すなわち、

ここでは、その逆の変形をします。外に出てる数を√の中に入れるというわけです。
問題の式は、次のように変形できました。

足して、8、かけて、12になる数は、6と2ですね。


(6)解説
(5)と同様に考えます。

よって、問題の式は、

次回は、循環少数、平方根総合問題です。
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