| Vol031 不等式 2007年8月4日
VOl030の問題の解説です。 その前に不等式の性質について復習しましょう。
不等式の性質 1、a<b のとき、a+c<b+c、a
- c<b - c が成り立つ。
また、不等式も、1次方程式の解法の時にやった移項の性質が成り立ちます。
すなわち、数や文字式を、不等号を境に右辺(右側)から左辺(左側)に、 または、左辺から右辺に移動させることができます。 移動させると、数や文字式の符号は、移動する前の反対になります。

解答
両辺に21をかけます。 20x+100≧105 20x≧105 - 100
20x≧5 
この式は、めるまがVol029、課題の問2で 「濃度x%の食塩水200gに塩を10g入れたが、濃度は5%以上になった」を
不等式に表したものでした。 つまり、x≧0.25であれば、この不等式が成り立つわけです。
すなわち、0.25%以上の濃度の食塩水200gであれば、塩を10g入れた場合、 濃度は5%以上になるということです。 
解答 両辺にxをかけて、
1750<65x 両辺を65で割って、

この式は、めるまがVol029、課題の問3で 「x人いるクラスの数学の点の合計点は1750点だった。自分は65点だった。
自分の点は、クラスの平均点を超えていた」を 不等式に表したものでした。 
すなわち、クラスの人数が27人以上であれば、自分の点(65点)は、クラスの平均点を
超えるということです。
いかがですか? 1次方程式では、等式なので、等式が成り立つための未知数の解が1つ決まります。
不等式では、不等号が成り立つための未知数の解は、1つではないということです。 上の問題で言えば、問1では、0.25%以上の濃度であれば、不等式を満たすので、
x=0.3 (0.3%)でも、x=0.4 (0.4%)でもよいのです。 しかし、いちいち、ひとつひとつの解をあげていたらきりがないので、 何々より大きいとか小さいとか、何々以上、何々以下というように表します。
ここで、わからない数を x と置いて、 不等式が、ax+b>0、ax+b<0、ax+b≧0、ax+b≦0、(aは0でない)と書けるとき、
これらの不等式は、xにおける1次不等式と言います。 1次不等式の解き方ですが、移項については、1次方程式の解き方と何ら変わりは
ありません。 ただ、両辺に負の数をかけたり、割ったりしたときは、不等号が逆になるという
ことを忘れてはなりません。 では、次の不等式を解いてください。 問1 3(x+1)
- 5>4x 次の問題を解いてください。
問3 所持金が1300円あります。1個80円のりんごと、1個50円のなしを合わせて、 20個買いますが、りんごをなるべく多く買いたい場合、それぞれ何個ずつ
買えばよいですか。 問4 容器A、Bがあり、Aには濃度2%の食塩水200gが、Bには濃度5%の食塩水150gが
あります。容器Bから食塩水をスポイトで吸い取り、容器Aに移すとします。 容器Aの食塩水の濃度が3%以上になるためには、容器Bから何グラムの食塩水を
移せばよいですか。 問5 ある商品を売ろうと思うが、定価の15%引で売っても、20%以上の利益が出る
ようにしたい。ある商品の定価を原価の何%増し以上としたらよいか。 (%上の少数第1位を四捨五入して、答えよ。例えば20.53‥%以上だったら
21%以上と答える) 次回は、問題の解答と、引き続き不等式です。 |