数学に強くなりたいあなたへ <中学数学・高校数学>

数学の基礎から難問まで解説!

   サイトマップ

TOP>HTML形式メルマガバックナンバー>Vol021 文字式の計算



 無料ファイルダウンロード


 有料学習案内

 学習塾等に頼るか?独学か?
 
 数学参考書・問題集


 小学算数復習編
  整数の計算
  少数の計算
  分数の計算
  量
  割合
  比例
  図形
  応用

 中学数学
  正負の計算
  文字式
  無理数と平方根
  方程式
  不等式
  関数
  確率
  図形

 高校数学
  数と式
  方程式と不等式
  関数
  図形と計量
  図形と方程式
  ベクトル
  数列
  行列
  極限
  微分法
  積分法
  確率と統計
  命題


 

現在発行しているメルマガは、テキスト形式です。
しかし、数式が本来の形で、表示できないこともあり、
このサイトでは、バックナンバーの内容を本来の数式の表示になおして公開しています。


Vol021 文字式の計算 2007年5月27日

Vol020の問題の解説をします。

問1 Tという円柱があります。円の半径をa、円柱の高さをhとしたとき、
   円柱の表面積と体積を、aとhで表しなさい。(円周率をπとします)


解答
円周の長さと面積の公式は、

円周の長さ=直径×π
円の面積=半径×半径×π

円柱の表面積と体積は、それぞれ、

円柱の表面積=円柱の上下の円の表面積+柱の部分の表面積
円柱の体積=円の面積×円柱の高さ

ですね。

さらに具体的に表すと、

円柱の表面積=(円の半径の2乗×円周率)×2+円柱の高さ×(円の直径×円周率)
円柱の体積=(円の半径の2乗×円周率)×円柱の高さ

(円の半径の2乗×円周率)×2の2は、上下の円の表面積ですから、2倍ということです。

さて、ここまで具体的に表したら、あとは与えられた文字を使って文字式をつくるだけです。

円柱Tの表面積からいきましょう。


円柱の高さ×(円の直径×円周率)=h×(2a×π)=2ahπ

上の式では、×の連続計算は交換法則が成り立ちますから、数字は先頭に、
文字は基本的にアルファベット順にします。πのような、ある特定の数値を表すような
特殊な文字は最後にもっていきます。


円柱Tの体積を表しましょう。



問2 Wという円柱があります。円の半径を2a、円柱の高さを2hとしたとき、
   円柱の表面積と体積を、aとhで表しなさい。

解答
これも、問1と同じ考え方で解きます。

文字式を作るところから、説明します。

円柱Wの表面積からいきましょう。



円柱の高さ×(円の直径×円周率)=2h×(2×2a×π)=8ahπ


円柱Wの体積を表しましょう。



問3 問1の円柱Tの表面積は、問2の円柱Wの表面積の何倍ですか?

解答


分配の法則によって、共通の数や、文字を外に出して、かっこで、くくって表すことができましたね。
初めての方は下記の号をみてください。

Vol010 2007年4月14号、又は2007年4月17号の修正版
Vol015 2007年4月30号

さて、何倍かということなので、円柱Tの表面積を円柱Wの表面積で割ればいいですね。


分数の形にして、



分母、分子に共通の数、または文字があれば、それで割るのが約分ですね。
文字は文字式の形の場合もあるわけです。


何倍とかいうと、普通、2倍とか3倍とか、大きいほうへ考えがちですが、
小さいほうになる場合もありますから、思い込みで問題を解くと、思わぬ間違いを
することがあります。


問4 問1の円柱Tの体積は、問2の円柱Wの体積の何倍ですか?

解答









問5 nを整数とします。偶数をnを使って表しなさい。

解答
整数とはVol004 2007年3月3日号でも説明しましたが、

整数とは、0に1ずつ、足していくか、または、1ずつ引いていくかして得られる数を言います。

つまり、‥ -3、-2、-1、0、1、2、3、‥を整数と言います。
-3、-2、-1のように数字の前にマイナスがついているものを負(ふ)の整数と言い、
3、2、1のように数字の前に何もついていないものを正(せい)の整数と言います。

偶数は、2で割って、その結果が整数のものをいいます。
すなわち、2で割り切れる整数を言います。

具体的には、‥ -6、-4、-2、0、2、4、6、‥ですね。

ということは、2で割り切れる整数というのは、2の倍数であるということになります。

つまり、‥ 2×(-3)、2×(-2)、2×(-1)、2×0、2×1、2×2、2×3、‥
と表すことができます。

2にかける数は、整数ですね。整数をnとしているので、

偶数は、2×n、すなわち2nとなります。nは、整数の色々な値が入ります。

答え:2n

問6 nを整数とします。奇数をnを使って表しなさい。

解答
これも、問1と同じ考え方でいきます。

奇数は、2で割って、その結果が整数でないものをいいます。
すなわち、2で割り切れない整数を言います。

具体的には、‥ -5、-3、-1、1、3、5、‥ですね。

ということは、2で割り切れない整数というのは、2の倍数に1を足した数(または1を引いた数)
ということになります。

つまり、
‥ 2×(-3)+1、2×(-2)+1、2×(-1)+1、2×0+1、2×1+1、2×2+1、‥
と表すことができます。

2にかける数は、整数ですね。整数をnとしているので、

奇数は、2×n+1、すなわち2n+1となります。nは、整数の色々な値が入ります。

答え:2n+1

問7 連続する3つの整数を、それぞれ、整数nを使って表しなさい。

解答
連続しているわけですから、1ずつ、差があるということになります。

ある整数をnとすると、連続する次の整数は、n+1、または、n-1と表すことができます。
n+1、または、n-1の次の整数は、n+2、または、n-2と表すことができます。

よって、3つの連続する整数は、n、n+1、n+2
または、n、n-1、n-2のように表すことができます。

n+1を最初の数として、残りの連続する整数を大きいほうへ表すと、n+2、n+3となります。

さらに、nを真ん中の数として、連続する整数を表すと、n-1、n、n+1となります。

つまり、何を何番目かにすることによって、答えは様々です。連続していれば正解です。

ここでの解答は、n-1、n、n+1とします。

答え:n-1、n、n+1

問8 連続する3つの整数の和は、ある数の倍数になります。何の倍数になりますか?

解答
問7で求めた、3つの整数を利用します。

連続する3つの整数の和は、(n-1)+n+(n+1)=3n

よって、3の倍数となります。

本当?と思う方は、具体的な数で試してください。

このように、数ではなく、文字を使うことによって、色々な法則が証明されます。
この場合の法則は、

「連続する3つの整数の和は、3の倍数となる」

ですね。

次号は無理数と平方根です。


 

Copyright(C) 2007 <数学に強くなりたいあなたへ<中学数学・高校数学> All Rights Reserved.