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集合の要素の個数−問題編5−
問題編4でやった、例題の3つの集合の場合です。わかっている要素の個数から、
わからない要素の個数の範囲を求めるというものです。
集合‐例題11
集合‐例題11 解説(1)
ベン図を作成する前に、集合どうしの関係を理解します。
各集合の重なる部分や、重ならない部分の定義をはっきりとさせます。
調査の対象となったグループ全体の集合:Sとする
数学が好きな人の集合:Aとする
国語が好きな人の集合:Bとする
理科が好きな人の集合:Cとする
数学も国語も好きな人の集合:A∩B
国語も理科も好きな人の集合:B∩C
理科も数学も好きな人の集合:C∩A
数学も国語も理科も好きな人の集合:A∩B∩C

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べン図を作成します。(例題11-1図参照)
問題で定義している人数を書き込み、わからない
人数は文字で表します。
線で囲まれているところに1文字を配置します。
(図のp、q、r、s、t、u、v、w)
「全部嫌い」の数 w は、
w=n(S)−n(A∪B∪C)=68−n(A∪B∪C)
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ここで、w=0をとりうると仮定すると、n(A∪B∪C)=68
n(A)+n(B)+n(C)=34+40+23=97>68なので、s、t、u、v のいずれかの値が存在し、
p、q、r、s、t、u、vが、n(A∪B∪C)=p+q+r+s+t+u+v=68となるような値をとり得る。
例えば、s、t、u、vをそれぞれ5、5、5、7とすると、p=34−s−v−u=17、同じ要領で、q=23、r=6
このとき、n(A∪B∪C)=68 よって、wの最低値は、0となります。
では、w の最大値はどうか?
Wが最大になるときは、n(A∪B∪C)が最小になるときです。
n(A∪B∪C)が最小になるときというのは、すなわち、B⊃A、かつB⊃Cのときです。
このとき、w=n(S)−n(A∪B∪C)=68−40=28
よって、0≦d≦28
逆にこのときに、題意を満たす。
答え:全部嫌いな人の人数の範囲は、28人以下である。
集合‐例題11 解説(2)
2科目だけ好きな人の要素の個数は、例題11-1図の s、t、u の部分です。
題意より、s=0、t=0、u=0
wが計算中なので、n(A∪B∪C)=p+q+r+v≦68 ‥ @
また、vは、集合A、B、Cのそれぞれの要素の個数の一部なので、集合A、B、Cのそれぞれの
要素の数を超えることはできない。
よって、
v≦34かつv≦40かつv≦23 ‥ A
(p=34−v≧0、q=40−v≧0、r=23−v≧0からも、導かれます)
v が上記の@とAを満たすと、問題の条件を満たします。
また、問題の条件の場合、上記の@とAが成り立ちます。
p=34−s−u−v=34−v
q=40−s−t−v=40−v
r=23−t−u−v=23−v
これらを@に代入
34−v+40−v+23−v+v≦68
−2v≦−29
v≧14.5
すなわち、v≧15 ‥ B
Aより、v≦23、これと、Bより、15≦v≦23
逆にこのときに、題意を満たす。
答え:3科目とも好きな人の人数の範囲は、15人以上、23人以下である。
集合‐例題11 解説(3)
p、uは「数学は好きだが、国語は好きではない人」の集合の要素の個数なので、
「数学が好きな人は国語が好き」という条件から、p=u=0 となる。
同じように、r、uは「理科は好きだが、国語は好きではない人」の集合の要素の個数なので、
「理科が好きな人は国語が好き」という条件から、r=u=0 となる。
数学と理科が好きな人数は、u、v となるが、u=0なので、v のみとなります。
ベン図より、以下の3つの式ができます。
q+s+t+v=n(B)=40 ‥ C
p+s+u+v=n(A)=34
s+v=34 ‥ D
r+t+u+v=n(C)=23
t+v=23 ‥ E
v が決まると、s、t がD、Eによって決まり、Cによって、q が決まります。
v が上記のC〜Eを満たすと、問題の条件を満たします。
また、問題の条件の場合、上記の3つの式が成り立ちます。
DをCに代入、
q+t+34=40
q+t=6
Eより、t=23−v これを、q+t=6に代入、
q+23−v=6
v=17+q
Dより、v=34−s、Eより、v=23−t、そして最後に求めた v=17+q
v=34−s より、v のとりうる範囲は、0≦v≦34 ‥ F
v=23−t より、v のとりうる範囲は、0≦v≦23 ‥ G
v=17+q より、v のとりうる範囲は、17≦v ‥ H
FからHの v の共通範囲は、17≦v≦23
逆にこのときに、題意を満たす。
答え:数学と理科が好きな人は少なくとも、17人いる。
集合‐例題11 解説(4)
題意より、w=5、v=0
p+q+r+s+t+u=68−5=63 ‥ J
p+s+t=34 ‥ K
q+s+u=40 ‥ L
数学と国語が好きな人の人数は、s なので、余分な文字を消去する。
Kより、p=34−s−t、Lより、q=40−s−u
これを、Jに代入
34−s−t+40−s−u+r+s+t+u=63
r=s−11
r≧0より、s−11≧0、よって、s≧11
s は11以上である必要がわかります。逆に、s=11とすると、r=0
K、Lより、
p+t=23
q+u=29
また、題意より、t+u=23
p+t=23、t+u=23より、u=p
q+u=29と、t+u=23より、t=q−6
u=pと、t=q−6をJに代入
p+q=29となります。
ここで、p+q=29、t=q−6≧0となるような、p、q を出してみると、
p=8とすると、u=8、q=29−8=21、t=21−6=15
このとき、p+q+r+s+t+u=8+21+0+11+15+8=63 となり、題意を満たす。
よって、数学と国語が好きな人は少なくとも11人いる。
答え:数学と国語が好きな人は少なくとも11人いる。
以上で集合に関する問題はとりあえず、終了です。
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