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場合の数 問題編1

場合の数-例題1



場合数-例題1 (1)解答
100円、50円、10円それぞれの硬貨の枚数を、x枚、y枚、z枚とすると、次が成り立ちます。

100x+50y+10z=300 ‥ @

ここで、簡単に積の法則などを使って、何々通りと出せるのでは、思うかもしれませんが、
これができません。

例えば、100円を1枚使った場合と、2枚使った場合では、10円と50円の組み合わせの数が
変わることは、予測がつきます。

このような場合は、計算で解こうとは思わず、(もちろん、できないのですが)
地道に樹形図を使って、求めていきます。樹形図は、場合分けの少ないものから、
分岐させていった方が分かりやすいし、間違いにくいので、100円の枚数の分岐から
始めましょう。

100円の枚数である x は、全く使わない0枚から、3枚までの4通りの使い方があります。
それぞれの場合において、50円、10円のつくり方を求めて、最後は和の法則で、つくり方の
総数を求めます。

x=0の場合 (100円の枚数は0枚)
@の式は、50y+10z=300となり、この式は両辺を10で割って、さらに、

5y+z=30と変形できます。

今度は50円の枚数である y の場合分けをすると、y の値に応じて、z は決まります。
50円の枚数である y は、全く使わない0枚から、6枚までの7通りの使い方があります。

 y=0、すなわち、50円の枚数が 0枚の場合、5×0+z=30から、z=30 (10円の枚数は30枚)
 y=1、すなわち、50円の枚数が 1枚の場合、5×1+z=30から、z=25 (10円の枚数は25枚)
 y=2、すなわち、50円の枚数が 2枚の場合、5×2+z=30から、z=20 (10円の枚数は20枚)
 y=3、すなわち、50円の枚数が 3枚の場合、5×3+z=30から、z=15 (10円の枚数は15枚)
 y=4、すなわち、50円の枚数が 4枚の場合、5×4+z=30から、z=10 (10円の枚数は10枚)
 y=5、すなわち、50円の枚数が 5枚の場合、5×5+z=30から、z=5 (10円の枚数は5枚)
 y=6、すなわち、50円の枚数が 6枚の場合、5×6+z=30から、z=0 (10円の枚数は0枚)

x=1の場合 (100円の枚数は1枚)
@の式は、100+50y+10z=300となり、

50y+10z=200

この式は両辺を10で割って、さらに、5y+z=20と変形できます。

今度は50円の枚数である y の場合分けをすると、y の値に応じて、z は決まります。

50円の枚数である y は、全く使わない0枚から、4枚までの5通りの使い方があります。

 y=0、すなわち、50円の枚数が 0枚の場合、5×0+z=20から、z=20 (10円の枚数は20枚)
 y=1、すなわち、50円の枚数が 1枚の場合、5×1+z=20から、z=15 (10円の枚数は15枚)
 y=2、すなわち、50円の枚数が 2枚の場合、5×2+z=20から、z=10 (10円の枚数は10枚)
 y=3、すなわち、50円の枚数が 3枚の場合、5×3+z=20から、z=5 (10円の枚数は5枚)
 y=4、すなわち、50円の枚数が 4枚の場合、5×4+z=20から、z=0 (10円の枚数は0枚)

x=2の場合 (100円の枚数は2枚)
@の式は、200+50y+10z=300となり、

50y+10z=100

この式は両辺を10で割って、さらに、

5y+z=10と変形できます。

今度は50円の枚数である y の場合分けをすると、y の値に応じて、z は決まります。
50円の枚数である y は、全く使わない0枚から、2枚までの3通りの使い方があります。

 y=0、すなわち、50円の枚数が 0枚の場合、5×0+z=10から、z=10 (10円の枚数は10枚)
 y=1、すなわち、50円の枚数が 1枚の場合、5×1+z=10から、z=5 (10円の枚数は5枚)
 y=2、すなわち、50円の枚数が 2枚の場合、5×2+z=10から、z=0 (10円の枚数は0枚)

x=3の場合 (100円の枚数は3枚)
この場合、これで300円が完成なので、50円も10円も使わない。
すなわち、100円3枚の1通りである。

まとめると、

100円の枚数が 0枚のとき、300円のつくり方は、7通り
100円の枚数が 1枚のとき、300円のつくり方は、5通り
100円の枚数が 2枚のとき、300円のつくり方は、3通り
100円の枚数が 3枚のとき、300円のつくり方は、1通り


x=1〜3は、同時に起こらないので、和の法則により、

7通り+5通り+3通り+1通り=16通り

答え:16通り

場合数-例題1 (2)解答
これも、ひたすら、場合分けになります。ただし、むやみやたらに、5円、10円、15円‥とやって
いっては、効率が悪いです。


まず、それぞれの硬貨を使って、できる金額の範囲を求めて、そして、位ごとに整理してみます。
できる金額の範囲は、5円〜855円となります。855円は全ての硬貨の合計です。

よって、1の位、10の位、100の位で、どの硬貨で、どんな金額ができるかを調べます。

ある位の金額をつくるのに、その位の硬貨だけで、できる場合は、その硬貨の組み合わせ
だけを考えます。
下位の位の硬貨を使うと、それだけ、下位の位の金額の作り方が減り、
下位の位との組み合わせの数が減ってしまう可能性があります。


例えば、200円を、
100円硬貨2枚でつくれば、10の位は、10から90までと組み合わせがあるのに、
100円硬貨1枚と50円硬貨2枚でつくってしまうと、10の位の組み合わせが、10から40までと
減ってしまいます。50円硬貨は2枚しかありませんからね。
当然ですが、上位の硬貨(例えば100円硬貨)は、下位の金額(例えば10円から90円)を
つくれません。
もちろん、下位の硬貨も使わなくてはできない金額もあります。
その場合は例外です。


1の位
  5円 ‥ 5円硬貨1枚

10の位
  10円 ‥ 10円硬貨1枚
  20円 ‥ 10円硬貨2枚
  30円 ‥ 10円硬貨3枚
  40円 ‥ 10円硬貨4枚
  50円 ‥ 50円硬貨1枚
  60円 ‥ 50円硬貨1枚と10円硬貨1枚
  70円 ‥ 50円硬貨1枚と10円硬貨2枚
  80円 ‥ 50円硬貨1枚と10円硬貨3枚

  90円 ‥ 50円硬貨1枚と10円硬貨4枚

100の位
 100円 ‥ 
100円硬貨1枚
 200円 ‥ 
100円硬貨2枚
 300円 ‥ 
100円硬貨2枚と50円硬貨2枚
 400円 ‥ NG(できない)
 500円 ‥ 5
00円硬貨1枚
 600円 ‥ 5
00円硬貨1枚と100円硬貨1枚
 700円 ‥ 5
00円硬貨1枚と100円硬貨2枚
 800円 ‥ 5
00円硬貨1枚と100円硬貨2枚と50円硬貨2枚

100未満の金額は、10の位のそれぞれの金額(10円〜90円)と、さらに、それぞれに5円を加えた
金額ができます。5円のみの1通りも加えると、

9通り(10円〜90円)×2通り(5円をつけるか、つけないか)+1通り(5円のみ)=19通り‥@

100未満の金額は、19通りあります。
5円、10円、15円、‥90円、95円で19通りあるということです。

100円以上の金額は、100の位のそれぞれの金額(100円〜800円)と、それぞれに、100円未満の
金額のパターンを組み合わせた金額ができます。

ただし、注意しなくてはいけないのが、300円、800円の場合です。下位の硬貨を使っているため、
100円未満の金額のパターンは少なくなります。また、400円代の金額はつくれません。

よって、300円、400円、800円を除く、100の位のそれぞれの金額を使っての、金額のつくり方は、
100未満の金額は、19通りがフルに使えて、さらに、100円未満はない場合(0の1通り)も含めるので、
19通り+1通り=20通りあります。

5通り(100円、200円、500円、600円、700円)×20通り(0円、5円、‥90円、95円)=100通り‥A

次に、300円、800円の場合ですが、両方とも50円硬貨が2枚使われるので、
100円未満の金額のパターンは、0円〜55円までしか、つくれません。

1の位
  5円 ‥ 5円硬貨1枚

10の位
  10円 ‥ 10円硬貨1枚
  20円 ‥ 10円硬貨2枚
  30円 ‥ 10円硬貨3枚
  40円 ‥ 10円硬貨4枚
  50円 ‥ 10円硬貨4枚と5円硬貨2枚

5通り(10円〜50円)×2通り(5円をつけるか、つけないか)+1通り(5円のみ)=11通り

よって、300円、800円のそれぞれの金額を使ってのつくり方は、
100未満の金額は、11通りが使えて、さらに、100円未満はない場合(0の1通り)も含めるので、
11通り+1通り=12通りあります。

2通り(300円、800円)×12通り(0円、5円、10円、‥50円、55円)=24通り‥B

@〜Bは全て、互いに金額が違うので、題意の硬貨を使ってできる金額の種類は、

@+A+B=19通り+100通り+24通り=143通り

答え:143通り

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